【抗体デザイン】Protein-solによる抗体の特性解析【In silico創薬】

Protein-solによる抗体の特性解析

本記事はタンパク質の情報(アミノ酸配列や立体構造)からその物性を予測するソフトウェアProtein-Solの使い方の後編記事になります(前編はこちら)。今回は抗体の物性の予測を行うAbpredというアプリケーションについて、本記事での実施例をお見せしながら、使い方をご紹介します。

本記事は現役博士課程の後藤大和さん協力のもと執筆されました。ご協力誠にありがとうございます!

【この記事のまとめ】

抗体医薬の開発において、アミノ酸配列のみから抗体の「溶解性」や「凝集リスク」などの物性をノーコードで予測・評価する方法を解説しています。

  • 抗体特異的な予測ツール「Protein-Sol (Antibody-specific)」を活用:重鎖(Heavy Chain)と軽鎖(Light Chain)の配列を入力するだけで、等電点、疎水性、電荷分布などの重要な物性プロファイルを算出します。
  • 臨床段階の抗体データセットとの比較:解析結果は、既存の治療用抗体データセットと比較した相対的な数値として示されるため、自身の設計した抗体の製造適性(Developability)を客観的に評価できます。
  • 専門的な環境構築が不要:ブラウザ上でFASTA形式の配列を送信するだけで解析が完結するため、バイオインフォマティクスの専門知識がなくても即座に利用可能です。

この記事を読むことで、実験前にin silico(コンピュータ上)で抗体の物性リスクをスクリーニングできるようになり、創薬プロセスにおける「作れない・固まる」といった失敗を未然に防ぐヒントが得られます。

動作検証済み環境

Mac M2, Sequoia 15.3.1

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