Pythonでいざプログラミングを始めようと思っても、何から手をつけて良いかわかりませんよね。そんな時には、最も簡単なプログラムの一つ、”Hello World”という文字列を出力するプログラムを書きましょう!この記事では、一番はじめに覚えるべき”Pythonのプログラムを実行する方法”を具体的に解説します。
プログラムを実行するまでの流れ
プログラムを実行するまでの流れは次のようになっています。
1. 作業フォルダを作る → 2. プログラムファイルを作る → 3. ターミナルで実行
それぞれについて順に説明していきます。
1. 作業フォルダ(ディレクトリ)を作ろう
正直どこを作業フォルダにしてもいいのですが、今回はDesktop上にDr.codeというフォルダを新規作成します。次に、他に色々作業することを考えて、Desktop/Dr.code/python/data-analysis/Hello_World
という階層構造でフォルダを作成しましょう。Hello_World
というフォルダが今回の作業フォルダ(ディレクトリ)になります。
2. プログラムファイルを作ろう
新規ファイルの作成
プログラムファイルはエディターというソフトを使って作成します。
このサイトでは基本的にAtomというエディターを使って説明します。
インストールがまだの方はインストールしてください。リンクから飛べんで、ダウンロード→インストールの流れで簡単に完了します。
Atomエディターを開きましょう。
エディターの起動後、画面左上の
をクリックするとすぐに新規ファイルが作成されます。File/New File
画面上に何も書かれていないファイルが表示されたらcommand + s
をキーボード上で押下すると保存設定画面が表示されます。
作成しておいた作業ディレクトリ(Desktop/Dr.code/python/data-analysis/Hello_World
)を保存先に指定しましょう。
ファイル名はprint.py
とでもしておきましょう。なんでもいいです。.py
という拡張子をつけるだけで、Atomではpythonで書かれたファイルであると自動で認識してくれます。
コードの記述
ファイルが作成できたら、早速コードを記述しましょう。次のように書くだけです。
print('Hello World!') # ''でも""でもどちらでもOK
これが書けたら、再びcommand + s
で保存しましょう。
保存ができたら、あとは実行するだけです!
3. ターミナルでプログラムを実行しよう
現在地(cwd)の確認
ターミナル(黒い画面のアイコンのあれ)を起動しましょう。
まずは、現在地がどこなのか(cwd: Current Working Directory)を調べます。
ターミナルにpwd
と打ちましょう。
pwd
# (出力結果)/Users/User_Name
すると、/Users/User_Name
と表示されると思います。そこが現状のcwdになります。User_Name
にはあなたがmac初期設定時に決めた名前が入ります。
ファイルが存在しているディレクトリでプログラムを実行したいので、目的の場所に移動します。
作業ディレクトリへの移動
ls
とターミナル上で打つと、cwdに存在するフォルダとファイルを表示してくれます。
ls
# (出力結果)
# Applications Music
# Desktop Pictures
# Documents Public
# Downloads Library
# Movies
実際に打ってみると、私の場合は次のような9つのフォルダが存在していました。その中にはお目当てのDesktop
があります。
次にcd(Change Directory)
でcwdを変更しましょう。
cd Desktop/Dr.code/python/data-analysis/Hello_World
再びls
でファイルがあるか確認してみます。
ls
#(出力結果) print.py
確かに、print.py
が存在しています。目的のディレクトリに移動ができました。
ここまで来たら、あとは実行するだけです。
ターミナル上で python print.py
と打ってください。
pythonでxxx.pyというファイルの中身を実行するという意味になります。
python print.py
# (出力結果) Hello World!
Pythonプログラムの実行方法の解説は以上となります。
無事にHello World!
と表示されたでしょうか?